NPO法人になるメリット
NPO法人になることで、様々なメリットがあります。例えば法人になることで社会的な信用度がアップすることや、法人名義での銀行預金や不動産などの財産所有が可能となる点があります。
法人名義の契約ができる
NPO法人になりますと、個人名義ではなく、「法人名義」での契約ができるようになります。事務所の賃貸はもちろんのこと、法人名義での銀行口座を持つことができたり、法人名にて物を買うことができるようになります。
そのため、資産管理を個人所有と団体(法人)所有ではっきりと線引きができることから、仮に契約におけるリスクがあったとしても、団体所有資産の範囲内に収めることも十分可能です。
財産所有ができる
NPO法人としての文化活動などをすることで、「事業用」として土地や建物などの不動産や自動車などを所有することができます。
容易な代表者の交代
NPO法人のメリットには、代表者の交代が容易な点もあります。
任意の団体であれば、代表者の交代の際に、資産の名義変更手続きがその都度必要ですが、NPO法人に関しては、そうした手続きを一切することなく、代表者の交代ができます。
仮に代表者が他界した場合であっても、通常であれば代表者の家族が資産を相続することになりますが、NPO法人であれば、そのまま団体資産として相続することができます。
公共事業の入札ができる
NPO法人となることで、環境や福祉などの公共事業の入札ができるようになります。100万円以上の公共事業であれば、入札参加申請をすることで、入札に参入できます。
資本金0円からの設立
NPO法人は、資本金0円から設立することができます。例えば株式会社の設立の場合、定款認証代や収入印紙代や登録免許税を支払うことになるのですが、NPO法人の設立にはそうした費用がかかることはありません。
税金の優遇措置がある
NPO法人の場合、収益事業を行ってないことを条件として、決められた手続きをすることによって、税金の優遇措置があります。
寄付金が集まりやすくなる
NPO法人になりますと、社会的な信用度が高まることから、企業などからの寄付金を募る時に、個人や任意団体と比べて集まりやすくなるメリットもあります。
人材が確保しやすくなる
個人事業主や任意団体と比較して、NPO法人は社会的な信用度が大きく上がりますので、人材を雇用する際にも、優位に働くことが考えられます。